住宅塗装工事工程例A

住宅の塗装工事がどのように進められるのかを工程順に説明するものです。

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「塗装工事前」

過去、ライフペイントが施工させていただいた住宅の中で、ごく一般的な工法を用いた塗装工事を題材

に説明させていただいております。塗装工事は簡単な工事だと見られがちな建設種目ですが、工事内の

必修工程は非常に多いものです。勿論の事、夫々の工程には確実に行う理由と根拠があり、工事後の確

実な性能を求めるうえで疎かにはできないものです。工事前の検査の結果、屋根、外壁ともに表面のチ

ョーキング(長年雨や紫外線の影響で表面の塗装塗膜が粉状に劣化し、撥水性を失っている状態)が、

かなり進んだ状態にあり、外壁のクラック(ひび割れ)が小規模ながら発生していました。更に、サイ

デイングの目地に充填されたシーリングにも経年変化を原因とする硬化収縮が見られ、外壁の合わせ目

の所々に隙間を生じさせている事から、建物の内部に雨水が浸入可能な状態であると判断しました。当

然ですが、一度建てた建物は、老朽化するものです。この老朽化からどのように建物を守り維持してい

くのか?を考え、実践するのが我々施工業者の仕事です。適正な検査。適切な工法と塗料の選択。これ

を扱う技術は何れも重要です。ここでは、開始から竣工までのプロセスをご説明申し上げます。

 

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「塗装工事後」

工事前後で様変わりした外観が確認できると思います。外部全体を塗装したことで、住宅はご覧の様に

生まれ変わります。人の目で捉えるのは表面であり、全ての表面を改修することで、建物全体のイメー

ジが更新されるからです。更に、塗装工事のメリットは、美観回復だけではありません。重要なのは、

素地の回復と保護です。これらは、下段に記載した多くのプロセスを経て完成させるものです。最近で

は、夏期の室内温度の上昇を抑える遮熱塗料や断熱塗料などの普及によって、塗装工事をすることで、

室内温度の上昇・下降を軽減させ、居住空間をより快適に お過ごしいただく為のお手伝いができるよう

になりました。塗料の技術開発によるものですが、設計通りに塗装することを条件として、発揮させる

性能です。

 

 

1・カラーの決定

お客様のイメージを絞り込んでいきます。

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「カラーの決定の為に」

一般のお客様にとって、塗料メーカー発行のガタログに記載させた小さな色見本からいきなりに希望色

をお選びいただく事は難しい事だと思います。塗装後の10年前後の長い間のお付き合いとなる色です

から悩まれるのも当然です。是非、慎重にお選びいただきたいと思います。ライフペイントでは色彩選

択のお手伝いとして、工事開始決定後、お客様から数点お選びいただいた見本帳の色を、実際に外壁の

一部に大型の見本として作成致します。お客様のイメージ 通りの色彩調整を行う為の工夫です。建物の

形状や近隣の環境に適したアドバイスをさせていただきながら、慎重に決めて行きましょう。

 

 

 

 


 

 

2・仮設足場

大切なのは、安全・低コスト・作業性です。

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「仮設工事」

写真は組み立て中の足場を撮影したものです。足場は工事の開始から終了まで使うものですから、風や

地震に耐えられる頑丈な足場であり、落下事故が起こらない安全な足場でなければなりません。工事中

は安全確認を怠らずに、いつも十分に観察する必要があるものです。白いメッシュシートを表面に掛け

て、塗料飛散が起こらぬように備えています。近くの駐車車両には専用シートを掛けさせていただき、

万一の塗料飛散と付着防止に備えます。

 

 

 


 

 

3・高圧洗浄

建物を傷めることなく汚れを洗い流す為には圧力の加減が大切です。

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「建物全体の水洗いです」

素地を傷めずに、浮いた塗膜や埃、汚れを完全に除去する圧力加減が大切です、状況によって圧力を加

減しながら洗浄します。塗料の密着性を十分に確保する為の必修工程です。十分な洗浄を怠りますと、

工事したばかりなのに塗装がすぐに剥がれてきた等の不良工事に繋がる場合がありますので、十分な水

量と圧力を掛けて、注意深く丁寧に、ムラなく洗浄します。

 

 

 

 


 

 

4・養生

塗装部位に接した窓、ドア、床などを養生します。

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「塗装前の養生」

主に、塗装部位に接した無塗装部分(窓、ドア、床等)には、塗料の付着から保護する為にビニール等

を被せて養生します。暑い季節の窓の開け閉め、玄関の出入りなど、お客様の日常生活の邪魔にならな

いように工夫しながら行うものです。

 

 

 

 

 


 

 

5・シーリングの打替

雨水を遮断する為の大切な工程です。

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「外壁目地シーリング現状」

外壁表面にサイデイングパネルが施工されている場合、隣接するパネルとの間にはシーリングと呼ばれ

るシール材(防水効果のある充填剤)が打たれています。このシール材にはウレタン、シリコン、変成

シリコン等の色々な性質のものがあり、耐用年数には差がありますが、いずれも経年変化により、硬化

収縮して行く性質のものです。塗装工事の前処理工程で行う事が一般的とされており、この度の塗装工

事にも前工程として施工しています。

 


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第1工程 「既存シールの撤去1」

サイデイングボードとの境界線ギリギリの所をカッターを用いて切断します。

 

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第2工程 「既存シールの撤去2」

劣化したシール材を完全に撤去します。

 

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第3工程 「プライマーの塗布」
劣化したシールの撤去後の溝(サイデイングの端面)に専用プライマーを塗布します。(新たに充填す
るシール材との密着性を高める為のものです)。

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第4工程 「シール充填」
新しくシール材を充填します。中空部分が残らないように、溝の奥から十分に充填します。

 

6・塗料・材料の搬入

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「搬入」

塗装した部位と使用した塗料・材料の記録は次の通りです。


屋根:下塗  SK化研 マイルドシーラーEPO(主剤+硬化剤)

屋根:上塗  SK化研 クールタイトSi(主剤+硬化剤) 遮熱塗料

外壁 下地  コニシ  目地充填シール材 変性シリコンシーラント

外壁:下塗  SK化研 クールテクトプライマー(主剤+硬化剤)

外壁:上塗  SK化研 クールテクトSi(主剤+硬化剤) 遮熱塗料

軒裏:    DNT  ビルデックグリーン

樋 :     SK化研 クリーンマイルドウレタン

破風;     SK化研 クリーンマイルドウレタン

金属:     SK化研 クリーンマイルドウレタン

防水:下塗  関西パテ化工 セルコートシーラー

防水:上塗  関西パテ化工 セルコートS

塗料の選定にあたって

外壁塗装に使用したクールテクト及び屋根塗装に使用したクールタイトは遮熱塗料(熱を反

射させることにより、室内の温度上昇を抑制するものです)。お客様のご希望と、我々の過

去の検証データにより、お勧めしたものです。

 

 

7・外壁の塗装

外壁(サイデイング)の塗装です(遮熱塗料使用)。

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第1工程 「クールテクトプライマーの塗装」

クールテクトプライマーを下塗します。外壁表面と上塗の密着性を高める働きをするものです。

 

 


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第2工程 「クールテクト塗装1回目」

プライマーの十分な乾燥の後、クールテクトを上塗します。(1回目)

 

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第3工程 「クールテクト塗装2回目」

クールテクト(1回目)の十分な乾燥の後、同じくクールテクトを上塗します。(2回目)

外壁に対する塗装工程は以上で終了です。写真をご覧いただくだけでは、残念ながら技術的な面までは

お分かりいただけませんが、広い外壁面全体を、均一な塗布量でムラなく仕上げる為には、塗装専門の

技術が必要です。

 

8・屋根の塗装

屋根(コロニアル)の塗装です(遮熱塗料使用)。

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「塗装前の状況写真」

高圧洗浄後、塗装前の状況写真です。

コロニアルの歪みも少なく、棟抑えの鉄板にもこれといった損傷も見当たりません。現状のまますぐに

塗装工程へ移れる状況でした。


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第1工程 「棟抑え(鉄板)への錆止め塗装」

一部、軽度の錆の発生が見られました。ケレン及びエポキシ系錆止め材の塗装を行います。

 

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第2工程 「クールタイトプライマー塗装1回目」

クールテクトプライマーを下塗します。屋根表面と上塗の密着性を高める働きをするものです。

 

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9・雨戸の塗装

雨戸の塗装です。

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「第1工程 ケレン清掃」

雨戸の鏡板はスチール製品であり、焼き付け塗装が施されたものでした。塗装表面ではチョーキングが進んでおり、小さな粒状に錆が発生している事が確認されました。全体的にサンドペーパー等を用いるケレン清掃を施し、塗装下地を調整しました。

 


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「第2工程 錆止め塗装」

下地との適合性とこの後に塗装するウレタン系塗料との適合性を考慮の上、エポキシ系錆止めの下塗り塗装を行いまいた。

 

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「第3工程 上塗1回目」

錆止め塗装の十分な乾燥を確認し、上塗塗装(1回目)を開始しました。

 

 

軒裏の塗装

10・軒裏(ボード面)の塗装です。

 

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「第1工程 ビルデック塗装1回目」

ケレン清掃終了後、上塗1回目の塗装を行いました。大日本塗料のビルデックを使用しています。

ビルデックは防かび性に優れた艶消し塗料です、外部塗装に用いる為の強い耐久性を持つ塗料です。

 

 

 


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「第2工程 軒裏ボード面のビルデック塗装2回目」

上塗1回目の十分な乾燥を確認し、上塗塗装(2回目)を塗装しました

11・破風の塗装

破風の塗装です。

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「第1工程 破風のシリコン塗装1回目」

十分なケレンを確認のうえ、上塗塗装(1回目)を塗装しました。

 

 

 

 


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「第2工程 破風のシリコン塗装2回目」

上塗塗装(1回目)の十分な乾燥を確認のうえ、上塗塗装(2回目)を塗装しました。

12・ベランダの防水

ベランダの防水工事です。

 

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「工事前の状況」

高圧洗浄後のベランダ床の現状写真です。防水層を押さえるモルタルの表面にはご覧の様なクラックが

発生いていました。幸い、深さのあるクラック、幅の広いクラック等のエポキシ樹脂の注入等を要する

重度な状況にまでは進んでいない事から防水材の塗布による対応を決定致しました。使用する材料には

関西パテ化工のセルコートSを選定いたしました。予め、塗料に骨材が混入されたもので、滑り防止の

効果も含んだ塗布型防水材です。

 

 

 

 


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「第1工程 ベランダ床面防水下塗り」

セルコートSのプライマーを塗布します。プライマーは上塗材と下地との密着性を高める為の塗料です。

 

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「第2工程 ベランダ床面防水 上塗1回目」

プライマーの十分な乾燥を確認のうえ、防水材(セルコートS)を塗布します。

 

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